ナイトブラなど、バストケア関連のサイトでは「クーパー靭帯」について書かれていることが多く、中にはこんな情報も見かけます。
- クーパー靭帯が切れると丸い形が保てなくなり、バストが垂れ下がる。
- 胸が揺れたり、加齢で劣化したりするとクーパー靭帯が損傷して切れる。
なんだか、怖いこと書いてあって心配ですよね!
でも、「クーパー靭帯が切れるって不安を煽ってるだけで、嘘なんじゃない?」と疑ってる方もいるんじゃないでしょうか?
実際にyahoo 知恵袋でこんな質問をしてる方もいます。
胸について質問です。
会社員なのですが、駅まで走ったりするだけで胸のクーパー靭帯は切れるのでしょうか?引用:yahoo 知恵袋
そこで、この記事では、クーパー靭帯が切れるのは嘘なのか調査した内容をご紹介します。
バストの構造とクーパー靭帯
まず、バストの構造と、その一部であるクーパー靭帯について見ていきましょう。
バストは主に、乳腺と脂肪組織、および、クーパー靭帯と呼ばれる線維の束で構成されています。
そして、これらを支えているのが大胸筋です。
クーパー靭帯はこれらの組織を支えて釣り上げる役目をしている、いわばバストの土台のようなものです。
クーパー靭帯は網目のような膜になっていて、この膜で組織を支えて乳房の丸みを作ってます。
クーパー靭帯は切れるのは嘘か調査
結論からいうと、クーパー靭帯は切れるのは嘘ではありません。
ですが、めったに切れはしないのでご安心ください。
どんな時に切れるかというと、手術で物理的に切る、あるいは事故で損傷する場合などです。
日常生活でクーパー靭帯が切れるようなことはまず、ないそうです。
乳腺科・乳腺放射線診断科の院長・島田 菜穂子さんが、走ると切れるはウソとコメントしています。
クーパー靭帯と聞くと、皆さん怖~いイメージを持たれている方が多いようですね。“走ると切れてしまう”なんて都市伝説もあるようですが、真っ赤なウソ! 手術等で物理的に切ってしまえば別ですが、それ以外では、そうそう簡単に切れないのでご安心を
引用:美的com
乳腺科の院長の見解なので、信頼性は高いと考えてよいでしょう。
バストアップ関連商品や垂れ防止商品で、「ちょっと走ってもクーパー靭帯は切れたりする」などの文言を見かけても、鵜呑みにしなくて大丈夫です。
このように、クーパー靭帯はめったに切れませんが、伸びてしまうことがあります。
クーバー靭帯はどんな時に伸びてしまうのか、防止するための方法についてご紹介します。
クーパー靭帯の伸びを防ぐには
バストの下垂はクーパー靭帯が伸びきってしまうことから発生します。
残念ながら、一度伸びたクーパー靭帯は復活できません。
伸びてしまうタイミングは大きく3つあるとされてます。
それは、思春期と授乳期、そして加齢による変化です。
思春期や授乳期は、乳房の内容量が増えるのに合わせてクーパー靭帯も大きく引き伸ばされます。
もし、バストが小さくなった場合、クーパー靭帯は縮んで元には戻れない性質なので、伸びたままの状態になります。
また、加齢が進むとお腹がたるむように、クーパー靭帯も伸びてたるみます。
バストの内容量は変らないのに、クーパー靭帯だけが伸びることでバストが下垂する一因にもなるんです。
クーパー靭帯はバストの美しさを保つのに大事な組織であることがわかります。
クーパー靭帯の伸びを防ぐ方法
クーパー靭帯の伸びを防ぐには、次の2つの方法があります。
- バストに重力(負荷)をかけない
- 大胸筋を鍛える
バストに重力(負荷)をかけないようにするには、適切なサイズのブラジャーを着用して支えることが重要です。
なお、昼だけでなく、ナイトブラを着用して寝ている間もバストの形をキープするとさらに有効です。
ナイトブラは数多く販売されてますが、クーパー靭帯の伸びを防ぎ美しいバストを保つには、機能性重視のナイトブラ選びがポイントです。
この観点からおすすめのナイトブラが「ヴィアージュ」です。
複数のナイトブラを試した結果、「機能性」「コスパ」「着け心地」の点でダントツでした。
こちらの記事で安く買う方法などをご紹介してるので、気になる方は読んでみてくださいね。
また、乳房は「大胸筋」という土台の上に載っています。
バストを支える筋肉の「大胸筋」は、バストの上部を覆ってるんです。
なので、キレイな形のバストを維持するのは、大胸筋を鍛えることが重要なんです。
ただし、日常生活で大胸筋はほとんと使うわないので、意識的にエクササイズを行って鍛える必要があるんです。
ブラジャーでバストの形をキープし、それと並行してエクササイズで大胸筋を鍛えていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
クーパー靭帯が切れるのは嘘ではありませんが、日常生活ではまず、切れないことが分かりました。
ただし、思春期と授乳期を過ぎて、バストが小さくなったタイミングや、加齢による変化などで、クーパー靭帯が伸びてしまうことがあります。
適切なブラジャーを着用し、大胸筋を鍛えることで、クーパー靭帯の伸びはかなり防げます。
適切なケアをして、バストの下垂を防ぎ美しい形をキープしましょう!