トップページ > Painter 野嶋奈央子 Naoko Nojima Blog

05
8月 13

偏っています

若い頃は今よりももっとずっと拒絶してしまうモノやコトが多くてこの先ワタシ生きていけるのかなーと思うような潔癖さがあった。そんな私も歳と共に色んなものを(むしろけっこう)受け入れられるようになり、ある程度の距離を保ちながらも案外広い人付き合いが出来るようにもなった。(と、思う。)

それでもまだまだ自分の知らない偏った世界があって、それが自分のそれと違う時に拒絶に近い反発をしてしまう自分がいる。

○○を当然してきた人と、○○があるのを知っていたけどそんなもん一部の人間のもので普通はしないでしょ?という認識で生きてきた私と、そうなると必然的に自分の周りにはしない人が圧倒的に多かったりして、○○を当然してきた人というのが別世界の話に感じてしまう。
そうして、当然してきた人と自分の世界との違和感が受け入れ困難な気がして拒絶してしまったりする。

この話をしていたときに、知人がすごくわかりやすい例えをしてくれた。例えば、ゲーセン感覚で○○をする人にゲームをしないし全く興味もない人がいるんだという説明をするのは難しいことで、たぶん、いやいや部屋では休日にゲームするけどゲーセンまでは行かないよとか、通勤時にスマホでゲームする程度だよとか、ゲームが凄く好きな訳じゃなくてなんとなくゲーセン誘われたから時間つぶしにとか、そういう話も出てきたりして、時間つぶしにすらゲームを選ばないぐらいゲームしない人がいるという事を伝えるのって難しいんだ、という話で。

例えば新しい職場で好みの話になって、映画も音楽もたくさん好きなものがある私だけど、世の中の所謂売れ線とはまったくかぶらないので、○○は好き?と聞かれるたびに前否定になってしまって、結局じゃあノジマさんは何がすきなの?普段何してるの?なんてこと言われたりするわけだけど、私からするとそういう売れ線のものだけの世界にいる人も偏ってて、でも私も同じぐらいに偏ってるってことなんだろうなということなんだけど。

つまり、○○を当然する世界にいる人も当然しないと思っている私も、どっちが多いからどっちが本当なんだとかの比率はどうあれ、結局同じように偏ってるということなのかなと。その偏りを完全に許容できなくてもその状況をまずは認めながら相手と話ができるほどの許容範囲をもちたいなあ、というのが今のところの結論!

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23
7月 13

展示終了しました。

先週で個展が終了しました。
お忙しい中来ていただいた皆様!本当にありがとうございます。
毎回展示のたびに色んなことを考え過ぎてしまうんだけど、個展で区切りをつけて落とし込んで一度外に出す、ということが自分にとっては大事な工程なんだと思います。

今回はバーでしたが、展示空間はけっこう広くて自由で一階のお店部分とは違う雰囲気なので、バー空間の合間にちょこっと飾るというよりも、展示として独立したものになったと思います。
ギャラリーの白くてクールな空間とは違う部屋っぽさが逆に新鮮で、自分の殻の中というか、引きこもりの部屋というか(いい意味で?)そんな気分で作品を飾っていくのは今までにない感覚で楽しかったです。

準備期間から何なんとなく気持ちが落ち着かなくて辛いことも多かったのだけど、展示を終えてみて作品自体も制作の仕方や見せ方にも色々と自分の中での意識が変わるものになりました。
人生や自分の作品が今後どんな風になるのか今は全然見えないけど、なんだかすごくスッキリしています。

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12
7月 13

第一印象と違うの?

昔からずっと頻繁に感じていることで、人に対して抱く第一印象が最終的に1番正しいのではないかというのがあります。(よい意味でも悪い意味でも。)
途中で意外な面や思ったよりも○○かも、、、みたいなことがあって、だんだん第一印象と違うような気がしてきて、人は見た目じゃないとか、第一印象は当てにならないなんて思ったりしちゃっても、結局最後は自分が最初に直感で感じた相手の印象に戻ってくるから不思議です。逆に、最初は苦手と思っててもいいところもあるなーなんて見直して油断していると、結局最初に自分が苦手だと感じていた部分がみえてしまったり。
意外な面の方につい反応しちゃうのから、最初の印象と違うところがあると強く感じてしまうだけで、実は見た目に(その見た目から自分を通して受け取る印象に)だいたいの情報は現れているのかもしれません。

恋愛においても、一目惚れで結婚した夫婦は別れにくい(なぜか男性からの一目惚れの場合)という話を聞いたこともあります。
自分の目を通して自分が直感的に得る情報ってけっこう当てにしていいんじゃないかと思っています。むしろなんとなく自信がない時に、直感よりもよけいな理屈で考えようとしちゃうのかもしれません。

というのが、、、印象と中身が違うとよく言われる私の言い分です。


05
7月 13

“ののの”の、の

月日が経つのは早い、なんて話をよくしていると、いやいや絶対にあなたなんかよりももっと私の方が早く感じているんだから、なんてムキになって言いたくなってしまう。というぐらい、気づいたら月日が経っている…。

今年も気づいたら半分終わりました。そんなこと考えてこの半年のこと思い起こすと、私って焦って生きているのかな、とふと思いました。何にというよりも、いちいち答えを早く出すことそのこと自体に焦っているような。毎月月末に、あー今月もまた何もなし得ないまま過ぎ去っていくなんて、いちいち感傷的になります。

さてさて、そんなわけであっという間に個展がやってきました。明後日土曜日から新宿ゴールデン街のバー「グリゼット」というお店での個展です。

新宿ゴールデン街というところへ行ったことがない人はピンとこないかもしれないのですがちょっと濃い飲み屋街です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/新宿ゴールデン街
私が初めて行ったのは学生時代で、街をあげてのアート系のイベントをやっていた時でしたが、当時はまだ会員制のお店も多くて一見さんはもちろん美大生のガキンチョなんて入れないような雰囲気で、実際そのイベント自体も色々問題があり続かなかったようです。それからしばらくたって30歳近くなってから、編集者や知人のラーメン屋や映画関係の友達に連れられて時々行くようになりました。

今回展示をするグリゼットというお店は二階の部屋で展示ができるようになっていて、今までの所謂ギャラリー空間とは違って普通の家のこじんまりした部屋という感じ。お酒を飲む場所だということもあり、いつもよりも軽めの絵画作品といつもよりも前に押し出した言葉を使って、部屋全体が自分の頭の中のようなイメージになるように展示する予定です。(実際展示作業したらちょっと違うかも?ということになるかもしれないけど、、)

どちらかというと今まで私の場合は、展示の仕方や作品説明などが淡々としていたり、あまりわかりやすく情報を出さない方なのですが、今回はわりとその辺も違った形でやってみるつもり。さてどうなることか。もう明後日だけど、とにかく最後まで気を抜かずに準備をしたいものです。(まだまだ準備は続く!)

よろしくおねがいします!
グリゼットのブログ http://grisettegoldengai.blogspot.jp/2013/06/blog-post_24.html
展示の詳細 http://naoko-nojima.com/blog/info/


19
6月 13

手放しました

先日ここで書いた通り失業中からフリーターに生活が変わり、拘束時間の長い今のバイトに時々もらえるデザインやイラストの在宅仕事が加わると、忙しさで月日がたつのが早く感じられます。しばらくのんびり過ごしていたためか前よりも疲れやすくなり、ここ2ヶ月ほどは色々と生活の変化に伴って精神的にもくたびれるようになりました。
そんな中もう一つ、先月自分の中での大きな変化がありました。

4年間借りていた共同アトリエを手放すことにしました。
元々卒業後も住居のワンルームで無理矢理100号まで描いていたのですが、毎年展示を続けているうちに作品が増え続けて環境的には限界に。。。その時たまたまいい物件が見つかり即決したのがそこでした。
東京のアトリエ事情としては圧倒的に神奈川や八王子の駅から更に移動が必要な場所が多くて、仕事帰りに行くには不便な立地ばかり。安くて広い倉庫物件となると必然的にそうなってしまうのですが、前職場近くに借りることができたので仕事帰りに寄って制作できるようになりました。長いこと狭い部屋で描いていたので、やっと手に入れたアトリエでの制作は本当に幸せでした。事務所物件なので郊外のアトリエよりは狭いのですが、環境がよくなって作品にも安定感というか落ち着きが出てきたと思います。

そうして昨年の失業。失業により通勤定期もなくなったので交通費が出せずにアトリエに通えなくなった訳です。失業して自由な時間はできたのにアトリエには通えないという状況にしばらく気力喪失しましたが、なんとか部屋を片付けて画材を運んで、またワンルーム制作に戻しました。

そうしているうちにアトリエ更新の時期がきて、他のメンバーもアトリエを維持する事が困難になりつつあったため、ひとまず手放すことに決まったのです。私は作品をストックする倉庫が必要なので、結局郊外の知人の共同アトリエに倉庫としてスペースを借りる事に。先月末になんとか作品を運び終えて、みんなでアトリエを掃除して物件を解約しました。

そもそも絵に限らずものを作るというのはとても孤独な作業です。大学を卒業してからは特に実際に1人で作業することも増えるし、私はフリーで活動しているので何を決めるのも自分だし、勝手に続けていることなので苦しくても自分で解決するしかないわけで、そういう意味でも孤独だったりします。あのアトリエを借りたことでメンバーにも制作に対する意識が変わったり、苦労しながらも色んな形で制作を続けている人が近くにいるのは支えになりました。

またしばらくは狭い部屋で、ベッドに上がりながらキャンバスはったり、机の角にぶつけながら作品を梱包したり、オイルのにおいの中で眠る生活になります。

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