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19
1月 14

幸せとは鈍くなるということ

年末年始はいつもブログで反省や豊富を書いたりするのに、今回はすっかりブログ離れしていました。気づいたらもう今年も半月が過ぎています。相変らず月日の経つのが早過ぎて、ちょっと前の瞬間やずいぶん先のことを考えては、気が重くなります。そして、去年の今頃のできことを、最近はよく思い出してしまいます。

いつだったかふと思ったことなのだけど、無邪気に心配事も無く「幸せ〜♪」みたいな感覚って、鈍くなる事かもなぁと思ったりします。例えば好きなものや人、興味があるものや人に対しては、どうしてもあれやこれや想像して考えていて、想いが強いとそういう想いがふわふわとした妄想止まりではなくリアルな方向にガンガン進んでしまうので悪いことも過ったりして。例えば信じようとする気持ちが強い程に逆に信じられない部分が濃く見えてしまったり、大事だと思う事が大事だと思う程に重くなってきたり。

そうこうしているうちに、きっとそうした強い想いから一歩引いてちょっと鈍く無邪気に何も考えず、いいところだけ見て嫌なことはいっさい想像せず、心地よいことことばかりを反芻する、、、そっちの方が幸福感は得られるのかも?と思うのです。

でもこれって、やっぱり私がひねくれているんだろうか。。。

私の考える幸せは、もうちょっとぶつかってく感じだったり、抵抗感を得られる感じです。辛いけど、疲れるけど、ただゆるゆるふわふわと一見特に問題もなく(感じるような)、一見滞り無く(見えるように)流れていくような、そんなものにはたぶんすぐに飽きてしまうのです。鈍く何も心配せずにただ信じるよりも、心配だらけで辛いけどそれでも信じてみるという感覚の方が、ずっと愛や覚悟を感じます。

歳をとるにつれ、後悔したくないという気持ちも強くなりました。とはいえ私の性格上は相変らず優柔不断な事の方が多いのですが。こんな私が絶対に!と確信を持つ事なんか、人生においてそう何度もあることではないのです。

今年はちょっとだけ優柔不断を優柔決断に持っていきたいなあと、そんな風に考えている年明けです。


26
12月 13

Worksに2年分の作品を追加しました。

久しぶりにサイトの更新です。
2012年、2013年の個展の作品を追加しました。

http://naoko-nojima.com/works/

 

毎年テキストを展示に加えているのですが、いつもそのテキストの評判が良いので、今回はテキストもWorksに加えました。
現状としてテキストの位置付けが難しくて、私の作品にとってタイトルとテキストの意味は大きいのだけれど、作品展の中でそれをどういう形で表現するべきなのかシックリくる形が見つかっておりません。
そんなわけで、サイトにおいても作品の一覧の中にいれてみました。

クリスマスも、イブが終わるとクリスマス当日午後からそこらでクリスマス飾りが片付けられてお正月のディスプレイにかわります。今日のぞいたスーパーでは、普段は安いカマボコがお正月用に三倍ぐらいの値段になって種類豊富に並んでいました。こうなるともうすっかり年末モード、今年の反省振り返り気分です。(カマボコのお正月価格には毎年ついついひっかかってしまう!)

今回追加した2012年,2013年は、今まで長い間続けていたギャラリーではなく、別の場所で個展を行いました。これはたまたまタイミングがそうだっただけで特に強くそれを望んだ結果ということでもありませんでしたが、いろんな場所で展示することは新たな発見につながるので勉強になります。

私の制作活動は「個展」という形で進んできているので、それを無しには今のところ考えられません。だけど最近は、変わり目かもな〜と制作もプライベートにも感じています。勿論いい意味で変わり目にしたいと思っているし、そう出来るのではないかと思い込んでいます。

今年もあとわずか!


01
12月 13

言われる側の心得

人と会うとか、作品を作って発表するとか、そういう行動が増えるほど必ずといって批判的な事を言われるのはつきものだ。私には所謂勝ち組のようなわかりやすい成功の要素が全然ないし、人見知りしたり外見の印象と中身がわりと違うので、色んな人や場所によって本当に色んな事を言われる方だと思う。ひょうひょうとして見えるのか、天然でニブイように見えるのか、そんな困った奴に厳しく教えてやろうというニュアンスで攻められることもある。(そういう時にはあまり反抗できなくて後からいっぱいああいえば良かった!っていうのが出てきちゃうのが悔しい。。)

あまり人に意見を求める方でもないので色々言われても最終的には気にしないのだけど、それでも嫌な言われ方をすると凹んだりはする。(そりゃそうだ!)
第三者の意見が勉強になるなと思うのは、内容どうこうよりも、そういう考え方の人がいるということや、こういう印象を持たれる場合があるんだということ知れることだったりする。内容に関してはなるべく影響は受けたくないというのもあるけれど、自分がずっとやってきたことに対していきなり批判的意見を受けて、そんなものでアッサリ考えが変わったらそれこそなんの芯もなく今まで生きてきたってことでしょう。そこは冷静でいたい。

他人だからこその客観的な意見はあるだろうけど、そういうものが増えてきて混乱したらどこを信用して拾っていくかは難しい。それでも自分をよく知っている人や今まで関わった人の意見の方が入ってきやすいのは当然だし、今まで一緒に働いてきた人達から信用してもらえたり、展示をずっと見てくれてた人が応援してくれたり、付き合いの長い友人達が変わらず会いたがって連絡くれたり、そういうこれまでの積み重ねで出来上がった関係をたくさん持てていることには自信を持っていたい。
挫けることは多いけど、みんなに愛されてるなーとか恵まれてるなーとか思うことも多いのです。皆さん、いつもありがとう。

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04
11月 13

忙しいきがする

以前ここにも書いたけど、帳尻合わせな考え方が好きではない。不幸な分いつか幸せになるとか、苦労したら報われるとか、そういう思考が損得感情のような気がしてしまって気持ちが悪いのだ。ずっと不運な人もいるだろうし、なんかよくわかんないけどそれなりに恵まれたままなんとなく大きな苦労もせずに一生過ごす人もいるでしょう。
それでも帳尻合わせざるを得ないというシチュエーションもある。
最近なんだか忙しい。失業期間のつけが周ってきただけなんだけれど、気づいたらいくつものことを平行してやらなきゃいけない状態で色々仕事を抱えてしまった。我ながら色々うまくないなーと思う。
あんなに暇でニートみたいな期間もあったのに、その分のしわ寄せがちゃんとやって来るものなのですね。。そう、帳尻合わせ思考は嫌いだけど、しわ寄せってのはリアルに当たり前にやって来る。
そんなしわ寄せで最近とても忙しい。私にしては珍しく、都心にもほとんど出ていないし、人にもあまり会っていない。
そんな中、今週はアートフェアで台湾へ行ってきます。全然支度もできていなくてバタバタしているけど、いい印象しかなかった台湾に年内にもう一度行けるなんて嬉しい!


24
10月 13

超夜型人間

私は完全な夜型。朝は弱いけど、働いていると滅多に遅刻もないし朝はダルくても職場に着くとしっかり目が覚める。だけど休みになると1日で朝夜が逆転する。失業期間中は何をしても夜は眠れなくて、朝寝て夜起きる生活になってしまう。

今は日中バイトをして夜中は部屋で別の仕事をしている。働きながらだと絵を描くのも仕事を終えてからの夜中が多くなる。東京に出てきて何度か引っ越したもののずっとワンルームに住んでいる。真夜中のワンルームというのは、外部から切り離された孤立した小さな世界みたいに感じる。夜の中に浮かぶ船みたいにどこにも接していなくて、黒い海をプカプカ浮かぶ蛍光灯でこうこうとした部屋。時々それは自分の頭の中の風景ではないかと錯覚するのだけど、それが自分が活動している時の、真夜中の時間のイメージ。

私が原色っぽい鮮やかな色彩で描くようになったのは、元々はそんな真夜中の蛍光灯の部屋のイメージからだった。パースの少し狂ったビビッドな色面の角が入る構図が多かったのは、その真夜中のワンルームの部屋の隅っこのつもりで描いていた。そこから少しずつイメージは変化し、今ではそこまで夜中の部屋の片隅は意識していない。それでも不透明でビビッドな色面には、夜のようなユルいジェル状の空気の意識がある。自分の絵を飾って欲しいのは寝室や枕元だと思いながら描くことも多いのだけど、なんとなくいつも夜の世界の中にいるからなのだと思う。

先日絵を買ってくれた友達に飾っている部屋の写真を送ってもらった。夜の部屋に、金魚鉢とたくさんの本とひっそりそこに在る自分の作品。その友達の頭の中の世界に、自分の絵が入り込んだように錯覚しそうな不思議な光景だと思った。

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