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折り合いをつける

基本は変わらないにしても、社会に出てから私自身はある意味すごく変わったと思う。30歳過ぎた頃からはずいぶん楽になっているような気がする。

生活していくことは「折り合いをつける」ということだと思ったりする。身の回りの同年代の女性なんかでなんとなく辛そうにみえる人はたいていそこがうまくいっていない。いやもちろん、私なんかよりも世の中的に成功してたり普通に働いてるような方々なのだけど、それでもなんだか苦しそうで、そういう人を見ながら自分と比較してみたりするわけだけど。

折り合いをつけることがうまくいかない人は苦しいだろうと思う。私もうまくいかないときや苦しい時はそこの部分で詰まってる。

無駄に自分を過信しすぎたり理想ばかり追ったり、他人や環境ばかりに不満を持ってばかりいると「折り合い」はなかなか付かない。じゃあ色々なことを諦めればいいのか?ということでもない。「折り合いをつける」ことを私は消極的な意味ではとらえてはいなくて、例えば妥協や残り物でガマン的なことではなくて、もっとずっと前向きな意味合いで考えている。

スルスルとうまく逃げたり長いものに巻かれて行くようなことではなくて(これもひとつの方法だけどね。)、ぶつかったり悩んで考えたり実際にやってみたりして前向きな妥協点を(見つけ出すというよりも)生み出すことだと思うのです。それは中和された地点に辿り着くことではなくて、そういった「折り合いをつける」作業で自分の良さや悪さと外的なものの要素が混ざって何か新しいものが生まれているのでは?と。

そういうことの繰り返しで螺旋状に上昇していっていくのが、真っ直ぐ上にポンと進むよりもいいなと思ったりしています。

最近友人のバンドが新譜を出した。バンドができたての頃から知っていて、失業中は関西ライブツアーにもついて行ったりもしたのだけど、彼らが公私共に色んな折り合いをつけることを繰り返して現状ここに今いるという感じがしてすごくいいアルバムだなと思いました。

■馬喰町バンド https://youtu.be/igTvCKrJSZY

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