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白黒 の 世界

 

このブログはそんなに見ている人もいないだろう、という事で懐かしい浪人時代のデッサンをアップしました。写真が荒くてなかなか実物の線や色味は出ないけれど、なんとなく作風はわかるかな。。

多浪した私の1番の苦労は、想定(又は構成)デッサンでした。
1浪目までは大好きな石膏デッサンをひたすらやっていればいいと思っていたのに、ちょうどその流れが変わる年で、、、受験会場でいきなり想定のテーマが出た時にビックリしてしまったのです。

しばらくそれを引きずってモチーフが無いと描けないと思ってた私もなんとか合わせていこうとしてて、このデッサンはその後に予備校の練習で増えた自由なテーマで描く想定的なデッサンです。何かを見ながらではないと描けないタイプなので、自分で散歩して撮った写真を見ながら描きました。

少し抽象的に見えると思いますが、上は地面の切り株、下は朽ちた壁と水道の蛇口。

以前も書きましたが、私がデッサンで好きだったのは木炭と鉛筆の色味です。
私がいた予備校では当時細密描写が流行っており、私は描写しても写実することよりも細かいハッチングの中で出てくる白黒の色味に興味を持って描いていました。木炭や鉛筆はモノクロの世界だけれど、青くなったり赤く(茶色の方が近いかな?)なったりするのですが、ひたすら青いデッサンを目指していました。

油絵などで、カラフルな色を使うとそれだけで色が得意な画家だとか言う人が時々いるけれど、色に対する感覚ってモノトーンの時こそ出てくるものではないかと思っています。

 

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