Painter 野嶋奈央子 Naoko Nojima Blog > 2010

2010


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11月 10

アトリエ幸せ

昨年から共同アトリエを借りています。

それまではワンルームの部屋で描いていたので、生活の中心はベッドの上という暮らしでした。
働くとなるとアクセス的に不便すぎる場所には住めないし、週休1〜2日だと郊外の離れた場所のアトリエだとキツイしで仕方なかったけど、さすがに作品も増え過ぎて毎年これが限界かも…と思いながら続けてたのです。

作業は不便な事が多すぎるし、生活も完全に圧迫されてるしテレビンは吸い込みまくるしで、慣れたのか麻痺したのか色々平気になってしまってたけど効率は相当悪かったと思う。

ずいぶん続いたその生活も終わり、都内の職場近くにアトリエを借りてからは、集中力や作業効率が劇的にぐっとあがったのは言うまでもない。家からは1時間以上かかるから帰りは遅くなるけど、部屋で描いてた頃に比べたらもう。
やっぱり環境ってダイジです。
今年は展示や色々と制作が忙しかったけど、集中力を保てているのはアトリエのおかげです。

だけど今思うと、苦しい状況だったからこそ無理したり逆に頑張ったり出来たのかもなーって。最初から難なく描ける環境にいたら、もっとずっとうたれ弱くなってたと思うし。

そんな私のアトリエは中華料理屋さんの2階にあるので、時々中国語や従業員の鼻唄が聞こえる。私にとっては本当に大事な場所です。


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11月 10

0が4つ

京都に、0000(オーフォー)という4人組の若い美術家(アーティスト?キュレーター?)が運営しているギャラリーがあります。

私が彼らと同年代の頃は、ずいぶん無駄に学生生活を送っていた気がします。
映画や美術館を見たり読書をしたりする時間もいっぱいあったし、学校もそれなりに楽しくて授業は真面目に受けてはいたけれど、
感覚ばかりを大事にしちゃって現実を見られないでいたし、完全にすべてに対して受け身だった。
先の事は現実的には考えていなかったし、今思うともっと色んなことが出来たのにな…。

最近では、京都の美大で講師として働いている友人の話や0000の活動を見ていると、京都という街にも興味が出てきたりして、それってすごい影響力だなーと。

そして、ギャラリーをオープンした彼らは、それからすぐに0000shopという気軽にアート作品を購入出来るショップをかまえたのです。
私もそこで作品を取り扱っていただいているのですが、今日はショップのための新しい作品を送りました。
実は、そこで扱っていただいてる作品は、通常の価格よりも安く設定しています。
価格の事はずごく難しいと思うところで、やはり色々考えて迷いましたが、
まずは彼らのコンセプトに同感する部分もあるからということ、私自身が関西では展示をしたことがないからということ、そんなわけで小品ばかりを普段より買い易い価格にしてみたのです。

なによりリアルに価格のことを考える機会が出来たのはイイコトだったし、
普段のギャラリー展示とは違う切り口で制作出来るのもイイコトだと思う。

私も一度伺いたいと思ったままなかなか行けずに今に至りますが、是非行ってみたい。


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11月 10

馬喰町という街

バクロチョウ、一瞬読み方がわからないような変な名前の駅名です。
私がこの馬喰町で働きはじめてはやいもので3年。
あっという間だけど、色々思い出すと「確かに3年」というズッシリした感じもあります。

私の実家は自営業だし、親戚や身のまわりにも自営の人達だらけなんだけれど、
何年も何十年もお店や会社を運営しているのってホント大変なものだなーとしみじみ思うわけです。

そんなわけで、土曜日に勤務先での展示が終了しました。
お忙しい中お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます!

http://blog.art-eat.com/?eid=36

私はフリーターだった頃は、特に職種にこだわらずに全然アートと無関係なとこにいたし、
それはそれで面白かったり学ぶ事も多くて楽しかったと思います。
今の職場ではモノ作りをする作家達との関わりが多いので、また違った感じで考えさせられる事がたくさんあります。
ま、どこにいても何をしても、学ぶ事だらけなんだけど。
とはいえ、自分が毎日通う職場での展示というのはなかなか不思議なものなのです。

そして、気持ちを入れ替えて、次の展示は12月の個展です。


6
11月 10

絶対的に美味しい

感覚的なものに対して「絶対的」という表現をして批判されがちな場面を目にした事がある。
味覚とか好きなものとか、いい絵とかいい映画とか、
人によって色々好みがあるわけで、好みなんてヒトそれぞれでいいじゃん?という考え方が多いのかもしれない。

でも私は時々、絶対的にいいものがあるのでは、と思う瞬間もあるわけで。
巨匠の絵でも数ある名画の中で最高傑作と言われるものだったり、
イイ映画や絶対的に美味しいものもあると思うし、
勿論、それらが本当に絶対ではないのは当たり前なんだろうけど。

前置きが長くなったけど、私は大好きなレバーパテがある。
勤務先が時々お世話になっている、食の研究家でもある林のりこさんが主人のお店、
田園調布のパテ屋さんのレバパテ。
場所的に行く機会がなかなかないし、レバパテは人気があるのでこれだけは買える量の上限が決まってるらしい。
ともかくここのレバパテは、今まで食べたレバパテの中で1番好きでダントツ大好きで、
この先だって、これ以上美味しいレバパテに出会えるのだろうか?と思ってしまうぐらい。

そんなわけで、私の中では絶対的に美味しいものの1つです。。。

で、また自分のことを考えちゃうわけで、
私はまだまだほんっと未熟だけど、
自信をもって絶対的にイイと思えるものが、一生かけてでも作れたらいいなと最近は特に思うのです。


4
11月 10

体力とはとは

ULTRA003終わりました。
お越しいただいた皆様、会場でお話出来た皆様、ありがとうございます!
なにかと楽しいイベントでした。

それでも今日はなんだか疲れて、久しぶりに仕事後はさっさと帰って来ました。

いつも思うのだけど、展示をしたり人目に作品を出すということは意外にすごく疲れることです。
自分が制作を続けていて1番に思う事は、体力が大事という事です。
そんな私は、体力にそこそこ自信があります。
でもたぶん、
普段は風邪ばかりひいてる私の体力というのは、一般的な体力とは少し違うと思う。
私の体力の中には、精神的体力のようなものも含まれているのではなんて思います。
「タフ」ということにも似ているかもしれないし我慢強さとかにも近い気がするけど、
私はそこんとこの体力があるのかなーと、自分ではそう思っています。

「よく続けるね」というような事を言われる事が多いのですが、
そこには色んな意味が含まれていると思っています。
だって、売れている人にはそんな事は言わないだろうし、
自分でも、よく続けてるな私…って思う事はしょっちゅうなので。

だけど、
人一倍飽きっぽい私がこんなに続けているのは、絵を描く事だけ、というのも事実なのです。

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