Painter 野嶋奈央子 Naoko Nojima Blog > 2010

2010


19
11月 10

少々動く

今年は展示や制作が多い1年。

そんなわけで、
いつもよりも量的に多く描いていることになるのだけど、
近頃は、いつになく自分が動き出してるのがわかる。
キッカケはたぶん、描いてる量が多いという事の他にも、
ここ数年コンスタントに観ている他人の展示から思うことがあってなんだけど。

私もわりと「安定」側で、ガラっと作風を変える事は無いタイプ。
それでもポートフォリオをみるとずいぶん変化してるのもわかる。

極端な変化やツジツマの合わない変化はまったく望まないけど、
安定の中でも時々ポコっと抜け出さないと次のステップへはなかなか進みにくいわけで。
それを他人の展示をみながらなんとなく思って、意識を少しだけ変えてみました。

なので、最近動き出しています。
頻繁に動く人や大きく変える人にはわからない程度なのかもしれないけど、
おかげで毎日随分ドキドキしながら筆を動かしてるのが今日このごろ。


17
11月 10

だいたい2時間

仕事を終えて、軽く残業なんかして、
仕事→制作の時には必ず、気持ちの切り替えの為にゴハンしたりお茶してからアトリエに向かう。
アトリエを職場から歩ける距離で見つけたのは救い。
そうこうしていると、日常の制作時間はだいたい平均2〜3時間ぐらいになる。

そこで、油絵具で描いてるといつも問題になるのは絵具の乾燥。
乾かしながら、別の乾いた部分を描いたりして、なんとか調整する。
絵具の乾きを予想しながら半乾きの状態でしたい作業もあるし、重ねる回数を逆算したりもするけど、
こればかりは思うようにいかないことも多い。
使う色によっても絵具会社によっても全然違うしね。

制作時間が2時間ぐらいだと、のってきたらハイ終わり!って事も多いんだけど、
絵具の乾燥を考えるとこれぐらいが妥当なのか。
せっかちな私にはこのもどかしい時間が大事な気もするけど。


15
11月 10

お酒と牡蠣と器

お酒が好き。牡蠣がすき。器も好き。
つまり、食べる、飲む、買う。

先日たまたまいただいた日本酒を部屋で飲む。
日本酒は好きだけど悪酔い&つぶれる&二日酔いの元なので、部屋で少しだけにします。
この時期になるとオイスターバーに行きたくて仕方ないけど、
最近は展示続きでお金も時間もないので牡蠣はスーパーですますのです。

器は元々好きだったけど雑貨屋さんで買ったり、大学時代は学祭で陶芸部の器を買ったり程度。
近年は勤務先の影響もあり作家ものの器を購入することが多くなりました。
買うときは、使うことを想像して欲しくなるパターンと、ものそのものが欲しくなるパターンとがあるけど、基本的には全部使っています。

「器を育てる」という感覚は、買って使って徐々にわかりました。

今日の器は小野哲平さんのそばちょこ。
そばちょこなので、お茶も焼酎も、今日みたいに日本酒でも使用できて、
おかげで随分味のある貫入が入っています。
不思議なもんで、なんか生物みたいに自分に少しずつ馴染んでいってるのがわかります。

作品の購入もきっと、買って、手元において、飾って、眺めて、
ということが作品にとってイイのかもなー。


13
11月 10

雪国思考

ロシア映画や寒い国の映画を見ると、何か胸の辺りでホワッとやってくるものがある。
たぶん、寒い空気の肌触りが感覚的にわかってしまうからだと思う。

私にとって、北国の環境がもたらしたものはハッキリとあると思うし、
それを意識する瞬間がけっこうあったりする。

それはまた追々書くとして、 そろそろ年末年始の帰省の予定を立てなきゃ。
寒いのは苦手だけど、雪景色の物悲しさと雪が音を吸収しちゃう感覚はいつも懐かしいの。


13
11月 10

さくらんしてる

どうも描き出しが苦手だ。
大きな作品は特に緊張するし、滑り出しはもたついてしまう。

私の絵はわかりずらいって言われる事が多くて、
タイトルも長くて言葉が多いくせに意味がわかんなかったり、
説明のテキストも作品に何か関係あるのか?みたいな感じだったりするらしい。

私の中では全部ちゃんと結びついて、むしろ説明し過ぎ?とか、随分おしゃべりだなーとか思うんだけど。
たいていは写真を見たり、実際の出来事と結びつけて、かなり自分の日常的な内容で構成して描いてるわけです。

親知らずが痛くて仕方ない時には親知らずを描いちゃうぐらいで、
だからって親知らず自体が大事な訳でもなかったりして、何か別の事柄を象徴してる気がしたり他の事象に結びつけて考えてしまったりもするし、けどでも親知らずの形は面白かったりして。

結局は思考とか記憶とかって曖昧で、筋道だって半分思い込みで通していて、たいてい錯乱してることが多いと思うのです。
私だけなのか…?
とりあえずはその錯乱した状態をソノママ 、曖昧は曖昧のママ、そんな”アヤフヤ”の形をキャンバス上で手を動かしながら探すのが好きなのです。

人って思い込みが強くて、色んなことを決めつけながら生きている気がするのです。

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