Painter 野嶋奈央子 Naoko Nojima Blog > 2010 > 12月

12月, 2010


30
12月 10

ひとり反省会

大掃除で古い映画のパンフをみつけてずいぶん見入ってしまった。
映画が好きだけど、振り返ると今年も忙しくてあんまり観られなかったな。
それでも、今年の映画ベスト3のアンケートをまとめてるブログを見て、私も3つ選んでみることにした。

渇き
インセプション
十三人の刺客

昔の自分の映画の好みは繊細な感じや、思春期のような匂いのするものが多かったように思う。
近年はまったく違うものが心に残るようになって、今年選んだ上記の3本もそうだけど。。。
でもこれ、今年の自分をよーく物語ってる選択になったとしみじみ思う。

レンタルDVDでは、一度観たものを再度観てみようと思う事が増えたのは今年の特徴。
当時観た時とは違う部分に引っかかったり気づかなかったとこに気づいたりして 面白い。

それにしても、今年は忙しい1年だった。
勿論、というか終わってみると、やっぱり充実した実のある1年だったわけです。
人について、仕事について、この先について、愛について、ずいぶん考えた1年でした。
そしてたくさん展示の機会に恵まれた1年でした。

明日の今頃は実家に帰っている筈です。(飛行機が大雪で決行にならなければ…。)
そしてたぶん、雪を踏みしめ白い息を吐きながら、初詣に向かってる頃だと思います。
今年もたくさんに人やものに恵まれた1年だったことを感謝して、来年も自分に誠実に頑張りたいと思います。

良いお年を!


27
12月 10

どこかの風景

個展後は仕事が忙しくて昨日の休日は久々にアトリエに。
土地柄か日曜日はあのへんの会社もお店もほとんどお休みで、夕方は静まり返ってる。
昨夜はいつも以上に静かで、道路に置き去りの台車なんかを見かけるとなぜか妙に師走気分になる。

早いもんだとあれこれ振り返り、昔からやってるブログを辿ると昨年の今頃何をしてたか思い出す。
そういえばと思い出したのは、昨年の今頃に仕事で四谷のイベントに参加してた。
そして、そのイベントで絵柄が魅力的でとりあえず1つ買って帰った器のことも思い出した。
手持ちのお金が無くて1つだけ買ったのだけど、迷ったのに買わなかったもう1つの器が気になり出して、
それからネットで検索して結局それも購入したのでした。

http://miyamoto-taizandou.com/

勝手にリンク貼っちゃったけどここです↑

お皿の中にどこかの風景が描いてあるんだけど、少しシュールで夢の中の風景みたいに見えてくる。
この小さなお皿の中の小さな風景がなんだか忘れられなかったのです。


20
12月 10

旅する人

作品を買いたいという気持ちはあるけど、お金もないのでなかなか買うところまでいかない。
それでも写真作品2枚を買ったことがある。
仕事で搬入を手伝ってて、その場で決めた。

松本智秋さんは旅する写真家。
私が感じた彼女の写真の良さは、
余計な意図や意識を感じない本人の「目」で観たものをそのまま切り取ったみずみずしさみたいなもの。
そして、言葉にして言うと軽いけど、愛を感じた。

私は近年、結局は愛があるかどうかだなってことを、作品は勿論、人との関わりなんかでも思う事が増えた。
イベントで智秋さんが写真1枚1枚を説明するトークを聞いた時にもそれを確信した。
そして、買ってよかったと、その時しみじみ思ったのを覚えている。


↑とりあえず自分の昔の絵と並んで飾ってある。

智秋さんは、お金がたまると旅にでかける、そんな生活をしている同年代の女性。
むしろ写真家というより、旅人という感じだけど、
私の中では彼女に対する、その「旅人」という言葉は、=「芸術家」というか、
旅すること自体がアートになってるというか、そんな印象を受けた。

一人旅は自由で楽しい反面、どこに行っても危ないことや嫌なこともあるわけで、
でもそこで、受け入れること。
受け入れるとそこで新しい世界が見えて、新しい出会いが生まれたりして、
そうやってずんずん前に進んでいくのね。

彼女のそういう旅の形は、自分の普段の生活と何にも違わないなと思ったわけです。

そうして彼女はまた旅に出る。
今度はインドかな。
旅する人に負けないように自分もずんずん進まないとなー。


17
12月 10

1つ終わればまた次、という感じで、
今年もばたばた仕事とプライベートと制作と、次々追々こなしてるギリギリな感じのまま。
今もまさにまだその状況のまっただ中。
でも暇よりましなのかな。

それはそうと、話は変わって。

私は絶対に使わない色がある。
黒。
今回の個展で黒だと言われていた色は濃い濃い紺色。
過去に小品で、一見全体が黒っぽく見える黒い絵を描いた時にも黒はあまり使わなかった。
黒は強すぎるから簡単に強くなるし、黒や白って、うまく使わないときれいじゃない。
それっぽく使ってる人は多いけど、実際に使えてると思える人は少ないと思うなー。

そんなわけで、アレは黒くないの。
私もアレと一緒で、
思い込みとか、勘違いとか、 されやすいタイプなんです。

黒く見えるけど、すごく薄いものが何層も重なって、そう見えてるんです。


14
12月 10

とにかくほめる

いつからか、イイと思ったものは素直にほめるようにしてる。
友達や知人だと簡単にほめてしまうし言いやすいけど、
特に知らない人やさほど親しい訳ではない人に対しては、本気でイイと思ってもなかなか伝えようとまではしないもので。

だけど、自分が今こうして続けているのは、そういう人達に言われたなにげない言葉だったりする。
よく知らない人が展示の際に残してくれたメッセージだったり、作品をほめてくれたことが支えになったりするもんね。

だから、私はイイと思ったらそれだけはなるべく伝えようとしてる。
自分が作ったものをイイと思ってくれてる誰かがいるのは確かな支えになる。

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